昨日民法で放送されていた映画『かぐや姫の物語』
見ごたえありました・・・


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映画公開当時から、賛否両論あった映画ですが
私的に、後からじわ〜っと来るお話でした。

公開当時のキャッチが『姫の犯した罪と罰』だったのですが
映画では最後まで、何が罪で何が罰なのか、あえて描かれなかったので
モヤモヤした人は多かったと聞きました。

ネットでは、原作を元に、『罪』と『罰』を詳しく解説してくださっている
サイトやブログが数多くあり、非常に勉強になりましたが

端的に言うと、穢れた地球に憧れたことが『罪』で
その地球に降ろされたのが『罰』、ということなんだそうです。

なるほどなぁ、そういうことだったのか・・・

ただ、この『かぐや姫の物語』という映画に関しては、罪と罰は、
かぐや姫が『人間って何?』とか『幸せって何?』とかいう
この世の本質的なテーマを、リアルに体験するためのきっかけで

『罪』になる悪事を働いたから、『罰』を受けさせられる
という、地球人的発想では、全てを理解するのは難しいお話だと感じました。

(実は、私自身も、まだすべてを消化しきれずにいます・・・
多分、一生かかっても、すべてを理解するのは無理かも。
深いお話ですね。)


おそらく、かぐや姫の物語は、【この世の人間の一生を象徴したお話】で
まさに『死』と『再生』の象徴のお話なんだ、と感じました。

なので、飛躍しすぎかもしれませんが
かぐや姫の『罪』から『罰』に至った1つのサイクルも
決して、贖罪のプロセスではなく
人間の『再生(誕生)』から『死』へのプロセスを
シンプルに表現しているのでは?という印象を、個人的に受けました。

だからこの映画を見た人は、自分の中にあるいろんな体験や思いを投影して
心がうち震えるような思いをするのだと思いました。


作中で、かぐや姫が「生きている手応え」に触れるくだりがありましたが
人間、思い通りにはいかないこともあるけど
いいことも悪いことも全部ひっくるめて感じきることが
『私(かぐや姫)』が生きている実感を感じる、唯一の手段だと気づけたのに

ラストで、かぐや姫が、その貴重な記憶や学び(生きている手応え)を
一切合財全部忘れて、月へ旅立ってしまうのが、とてもショッキングで

うちの子供はまだ小さくて、細かい意味など理解できないはずなんですが
最後は、泣きながら見ていました(汗)。

でも、死や別れは、誰も逃れることのできない人生の一部であり
それがあるからこそ、幸せだった時間がより一層輝くんだということ
そして、全て忘れてしまうけれど、魂の奥底にはちゃんと残っていることを
小さな子供には、筋道たてて理解はできなくても
心の端に少しでも引っかかって残ってくれたら、嬉しく思います。


この映画は、私にとって、今年一番の映画になるかもしれません。
(今年、といっても、まだ3月ですが(笑))



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